全日本空輸（株）は2月に、昨年10月に日本郵政公社と発表した｢国際物流の分野における戦略的提携｣に基づいて、貨物機運航会社（株）ＡＮＡ＆ＪＰエクスプレス（以下：ＡＪＶ）を設立する。
郵政公社のＡＪＶへの出資は、ことし4月を目途に総務省の認可が得て、行うが、これに合わせてＡＪＶの株主として、日本通運（株）と（株）商船三井の2社が出資に加わり、計4社で共同出資する運びとなった。
日本通運は、国際航空物流の深い経験に基づき、貨物機の運航計画への参画、集荷体制の協力等が予定され、商船三井は、将来的な国際物流全般における協力関係構築を今後検討していく。
今後、航空法上の所要の手続きを行い、2006年8月（予定）より貨物機の運航を開始する予定。なお、ＡＮＡ＆ＪＰエクスプレスは、（株）エアージャパンの貨物部門を母体として設立する。
「（株）ＡＮＡ＆ＪＰエクスプレス」の概要
商号：「（株）ＡＮＡ＆ＪＰエクスプレス」
代表者：代表取締役社長本坊憲吉
本店所在地：東京都港区東新橋
設立日：2006年2月1日（予定）
営業開始日：2006年8月（予定）
資本金：3，000万円
出資比率：ＡＮＡ100％
ただし、2006年4月に増資を行い、下記の出資比率とする。
ＡＮＡ51．7％、日本郵政公社33．3％、日本通運10．0％、商船三井5．0％
主な事業内容：貨物定期便航空運送事業、貨物不定期便航空運送事業および貨物航空機使用事業、航空運送代理店業等
