日本通運と郵便事業会社は1月23日、日本通運の宅配便事業を分割し、両社が折半出資し設立する統合準備会社、JPエクスプレス(東京都港区)に承継することを決めた。
日本郵便もJPエクスプレスに2009年度上期中にゆうパック事業を承継させ、JPエクスプレスは両者の宅配便事業を引き継ぎ、10月1日に事業統合が完了する予定。
今後は、日本通運-JPエクスプレス間で宅配便事業の吸収分割契約を30日に締結し、4月1日に事業分割を実施する。
ことし9月まではJPエクスプレスが「ペリカン便」ブランドを引き継ぎ、新料金を設定するが、取扱拠点は現行の拠点で取り扱う。一方、ゆうパックのサービスは9月末まで日本郵便がサービスを提供し、10月1日からは両社のサービスを統合した新サービスが開始される。
新会社発足に伴い、4月1日には日本郵便がJPエクスプレスの第三者割当増資を引き受け、JPエクスプレスが、普通株式33万4000株を発行し、日本通運に割り当てる予定。JPエクスプレスの資本金は3億円。
分割後の承継会社の状況
商号：JPエクスプレス
事業内容：宅配便事業及びそれに附帯する事業
本店所在地：東京都港区虎ノ門2-10-1
代表者：代表取締役会長 白金 郁夫
代表取締役社長 木村 潤
資本金86億5000万円
決算期3月末日
