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NTTCom/RFID、IPv6ネットワーク活用の自律動作型サービスロボット実証実験

2006年02月06日/IT・機器

NTTコミュニケーションズ(以下:NTTCom)は、(株)テムザックと連携し、経済産業省が実施する「平成17年度電子タグ実証実験事業」に基づき、2月9日より自律動作型サービスロボットの実証実験を共同で実施する。

NTTComが提供する電子タグ基盤のIPv6ネットワーク経由で取得した位置情報や商品・店舗情報などを活用し、テムザックが開発したサービスロボットによるショッピング支援を実験する。なお、電子タグ基盤のIPv6ネットワーク経由でサービスロボットを操作する実験は世界で初めての試みとなる。

実験内容
サービスロボットにGPSなどの各種センサー機能の代わりとして電子タグリーダーを搭載することで、外部の電子タグから各種情報を得て自立的に作動し、本実験に使用する電子タグはICチップとアンテナを内蔵した非接触型ICタグで、位置情報や商品・店舗情報など個別の識別情報を格納することができ、個別識別情報をネットワークを介してサーバに格納し、サービスロボットにフィードバックすることで制御する。

1.サービスロボットのショッピング同行実験
サービスロボットのタッチパネル式ディスプレイから店舗を選択することで、床に埋め込まれた約5,500枚の電子タグの位置情報をもとに走行し目的の店舗まで案内する。

店舗前ではディスプレイにて店舗情報が確認できるとともに、店舗内の商品の一部には電子タグが貼り付けられており、商品をディスプレイにかざすことで商品情報を入手することも可能。また、実験参加者には人認識タグを搭載したカード型アクティブタグを付与するため、実験参加者のみがサービスロボットを操作することができる。

なお、本カードはお客さまの荷物をロボット内のボックスに預けた際の施錠システムとしても機能する。

2.サービスロボットの遠隔ショッピング支援実験
遠隔地のパソコンからインターネットのブラウザでサービスロボットを操作し、ロボットに搭載されたカメラ経由で画像を確認しながら店内を探索することができる。遠隔地からTV電話形式で店員と直接対話することができ、店員が商品をディスプレイにかざすことで商品情報を取得することもできる。

実施期間
平成18年2月9日(木)13時30分~17時30分
平成18年2月10日(金)~2月15日(水)10時30分~17時30分

実施場所
ダイヤモンドシティ・ルクル1階イーストモール(福岡県糟屋郡粕屋町大字酒殿字老ノ木192-1)

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