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商船三井/平成18年3月期第3四半期財務・業績の概況(連結)

2006年02月13日/未分類

(株)商船三井の平成18年3月期第3四半期財務・業績の概況(連結)の経営成績は下記のとおり。

第3四半期の業績は、売上高10,161億円(前年同期比15.5%増)、営業利益1,375億円(7.8%増)、経常利益1,407億円(8.5%増)、四半期純利益899億円(6.6%増)となっている。

①コンテナ船事業
燃料油価格の上昇に加え、ターミナル荷役費や内陸鉄道料金、運河通航料などが上昇したことが大きな損益悪化要因となり、欧州航路の運賃水準が12月以降軟化しているほか、北米航路におけるクリスマス商戦後の積取りが当初の想定を下回ったことなどから、当第3四半期(9ヶ月間)の利益は前年同期を下回った。

なお、ワールド・ワイドなサービス網拡充の一環として、欧州/南アフリカ航路の営業権をAPモラー・マースクグループから取得し、本年2月より同航路に参入。

②不定期専用船事業
不定期専用船事業のうち、ドライバルク部門については、鉄鋼原料、電力炭、木材チップ等の長期契約による安定収益を基盤としつつ、運賃レベルの高いスポット契約獲得の努力を進め、利益の拡大を図った結果、当第3四半期(9ヶ月間)の利益は前年同期を大きく上回った。

自動車船部門は、荷動きが好調であった一方で、燃料油価格の高騰などにより、三国間航路と一部日本・極東出し航路において損益が悪化したことなどから、当第3四半期(9ヶ月間)の利益は前年同期を下回った。

油送船・LNG船部門は、原油、メタノール、LPG、LNG船の長期契約による安定収益が業績を下支えた。市況連動船は、原油船のスポット市況が期中平均では前年同期を下回る一方、石油製品船のスポット市況は米国ハリケーンの影響等により堅調に推移するなど船種により差が生じたが、当第3四半期(9ヶ月間)の利益は前年同期を若干上回った。

③ロジスティクス事業
航空貨物輸送事業は、航空会社より課金される燃油サーチャージの上昇が損益悪化要因となったものの、グループ各社における積極営業策及びコスト削減策が奏功し、当第3四半期(9ヶ月間)の利益は前年同期を上回った。

なお、航空貨物フォワーディング・海上貨物輸送・ロジスティクスの3分野で戦略的な業務提携に向け、同社が(株)近鉄エクスプレスの発行済み株式のうち約5%を取得し、(株)近鉄エクスプレスは当社の子会社である商船三井ロジスティクス(株)の発行済み株式の約25%を取得する資本提携を実行した。

また、日本通運(株)とともに、全日本空輸(株)が日本郵政公社と「国際物流の分野における戦略的提携」に基づきことし2月に設立する貨物機運航会社「(株)ANA&JPエクスプレス」に出資し、4社で国際物流の各分野における深い経験とノウハウを最大限に活用し、効率的な事業展開を行っていく。

④フェリー・内航事業
フェリー事業は、荷動きが堅調で前年同期比で増収となりましたが、船舶燃料油価格の高止まりが大きな損益圧迫要因となった。グループ各社におけるこれまでの合理化とコスト削減が損益改善に寄与しましたが、燃料費増を補うには至らず、当第3四半期(9ヶ月間)の損益は前年同期を下回った。

一方、内航事業においては、コスト保証の長期契約の割合が高く船舶燃料油価格高止まりの影響は軽微で、当第3四半期(9ヶ月間)の利益は前年同期を上回った。これらの結果、フェリー・内航事業全体の利益は、前年同期を下回った。

⑤関連事業、その他事業(省略)

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