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川崎汽船/平成18年3月期第3四半期財務・業績の概況(連結)

2006年02月13日/未分類

川崎汽船(株)の平成18年3月期第3四半期財務・業績の概況(連結)の経営成績は下記のとおり。

同社グループの第3四半期(平成17年4月1日から平成17年12月31日まで)の売上高は前年同期より670億1百万円増加し、6,889億72百万円。しかし、燃料油価格の高騰と不定期船市況の調整が圧迫要因となり、営業利益は対前年同期で166億42百万円減少の692億48百万円(中間見込み692億円)、経常利益は対前年同期で162億61百万円減少の695億12百万円(中間見込み681億円)となった。

四半期純利益は、前年同期に対し、42億52百万円増加の505億50百万円(中間見込み494億円)。

事業の種類別セグメント毎の業績概況
①海運業
コンテナ船部門
北米航路の荷動きは住宅需要関連貨物の伸びがやや鈍化基調にあるものの、主要品目である電機製品、衣料品などを含めた全体の荷動きは、前年同期比16%程度の伸びを示すなど好調に推移した。

新航路増設により輸送力を強化した結果、北米航路における積高は前年同期比約19%の増加。欧州航路も荷動きの伸びの顕著な地中海向けを含め、航路全体では前年同期比16%程度の増加となるなど、力強い荷動きを見せ、積高は前年同期比約12%の増加した。

アジア航路は堅調な日本出し貨物に加えて中国出し貨物が増加し、全体では好調な荷動きが継続しましたが、一部航路での運賃の軟化、燃料油価格、用船料の高騰等の影響もあり、部門全体では前年同期比増収減益となった。

不定期専用船部門
撒積船は第1四半期から調整局面に入り、市況レベルは前年同期を大きく割り込み、対前年同期比では大幅な減益。自動車船は引き続き好調な海外市場での日本車・韓国車販売を背景とした旺盛な海上輸送需要に着実に応えるべく、当第3四半期中に最新鋭の新造船3隻を新たに船隊に加え輸送能力の増強をした。不定期専用船部門全体としては前年同期比増収減益。

エネルギー資源輸送部門
液化天然ガス運搬船は、10月及び11月に新たに2隻のラスガスⅡプロジェクト向け新造船が竣工、引渡しを受けた。

これらを含め合計29隻の当社LNG船隊は順調に稼働し、安定的な収益を確保すができた。電力会社向け石炭輸送は積み出し港の船混みは緩和し台風等による荒天の影響も少なかったため船舶の稼働率が向上し、輸送実績は1千万トンを超え、利益ともに前年同期を大幅に上回った。

油槽船は運賃市況が一時的に軟化する場面もあったが、米国、中国を中心とした石油需要が堅調に推移し、ほぼ前年同期並みの利益を確保することができた。

部門全体として業績は前年同期をやや上回ることができた。

内航・フェリー部門
内航部門は専用船による安定した輸送量と業績を確保できましたが、フェリー部門は燃料油価格が高騰するなかで厳しい業績となった。

この結果、海運業部門全体では、売上高は5,962億6百万円(前年同期比11.1%増)、営業利益は603億66百万円(前年同期比22.0%減)。

物流・港運事業
荷況が海上・航空共に比較的堅調に推移したこと、およびその結果港湾関連事業会社の取扱貨物が増加したことが相俟って、セグメント全体では、売上高は792億44百万円(前年同期比9.8%増)、営業利益は77億20百万円(前年同期比1.2%減)。

その他の事業(省略)

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