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矢野経済研究所/2010年に市場規模4.3倍、RFID市場調査を実施

2008年01月17日/IT・機器

矢野経済研究所は1月16日、RFID市場に関する調査結果をまとめ、公表した。「2007年版RFID市場マーケティングレポート」(A4版、325ページ、18万9000円)によると、市場規模は今後、加速度的に拡大し、2007年度見込みの5150万枚に対して2010年度はその4.3倍の2億2400万枚、2012年度には17億9200万枚と予測した。
調査は、参入企業ごとの取組動向や市場観、今後の戦略、アプリケーション開発の主要テーマなどを面談取材し、回答の基礎となる参入企業の製品スペックの比較、各企業のターゲットアプリケーション、標準化への見方などを調査した。参入企業各社の回答を分析・統計し、それぞれのアプリケーションに対して2012年度までの市場規模推移と今後の市場動向を予測した。
2007年10月から12月にかけて、RFID・関連機器ベンダー、システムインテグレーターに対し、同研究所の専門調査研究員が直接面接取材した。
2007年度見込の需要分野別構成比としては、数量ベースで物流(輸送、倉庫関連など)分野が25.2%、流通(小売関連など)分野が19.4%、製造(FA)分野が13.6%、アミューズメント関連分野が9.7%、レンタル・リース関連分野が2.9%、その他分野が29.1%と算出。
2010-12年度にかけてのアプリケーション別の需要予測については、個別管理の必要性から物流分野での宅配便伝票や配送ラベル、物流管理(トレーサビリティー、SCMなど)、航空手荷物タグなどと、流通(小売関連など)分野での商品管理用タグ(POS関連など)などの使い捨て分野の成長が特に著しく、2012年度には需要分野別の構成比を大きく変化させている、とした。
詳細は下記URL参照。
http://www.yano.co.jp/market_reports/C49206000
■リサーチ内容
第Ⅰ章市場総論
1.市場概況
(1)今年度の動向と市場概況
(2)基本構成と技術動向
①技術概要
②様々な分類
③構成要素
④交信領域
⑤交信速度
⑥電波干渉
⑦一括読取(アンチコリジョン)
(3)利用分野とアプリケーション
(4)アプリケーション事例
①サプライチェーンマネジメントシステム
②自動精算システム(セルフチェックアウトシステム)
③貸出管理(図書)システム
④DVD自動レンタルシステム
⑤ロジスティック(物流)システム
⑥トレーサビリティシステム
⑦イモビライザー(自動車盗難防止システム)
⑧偽造防止・事故防止システム
⑨フューチャーストア
⑩登下校情報配信システム
⑪スポーツ競技誤審対策システム
⑫幼児防犯・老人介護支援システム
⑬不法投棄・違法放置防止システム
⑭医薬品処方・投薬管理システム
⑮物品管理システム(所在場所管理)
⑯メンテナンス・安全管理システム
⑰医療廃棄物追跡システム
⑱販売支援・在庫管理システム
⑲食肉解体管理・リコールシステム
⑳ダイエット・健康管理システム
(5)現状の課題・問題点
(6)標準化の動向
(7)実証実験と採択案件の概要
(8)行政によるRF-ID関連予算の現状
(9)需要分野とアプリケーションにみるRF-IDシステム導入企業のメリット
2.RF-ID(無線ICタグ)の定義
3.RF-ID(無線ICタグ)導入環境の変化
4.RF-ID(無線ICタグ)の普及シナリオ
5.参入メーカー(調査企業)一覧
6.参入メーカー(調査企業)の展開事業分野一覧
7.主要上市製品とスペック一覧
8.主要展開ソリューション一覧
9.RF-ID(無線ICタグ)の市場規模推移
(1)総市場規模推移グラフ
(2)平均単価推移グラフ
(3)需要分野別市場規模推移グラフ(数量)
(4)需要分野別構成比推移グラフ(数量)
(5)アプリケーション別市場規模推移グラフ(数量)
(6)アプリケーション別構成比推移グラフ(数量)
10.リーダ/ライタの市場規模推移
(1)総市場規模推移
(2)需要分野・アプリケーション別市場規模推移グラフ(数量)
(3)需要分野・アプリケーション別構成比推移グラフ(数量)
11.需要分野構成
12.主要ユーザー導入事例
13.ターゲットアプリケーション
14.「セキュリティ」と「プライバシー」対策への見解と取組状況
15.標準化への見方
16.アプリケーション開発の主要テーマ
17.生産・調達体制の整備状況と計画
18.販売体制及び流通経路
19.流通小売分野への取組状況と今後の戦略
20.他社との差別化戦略
21.市場業界動向
22.現状の課題・問題点
23.今後の市場見通し
第Ⅱ章自動認識・関連ビジネスの動向
1.ICカード市場
(1)2010年度予測で3億3,3000万枚市場に
(2)ICカードの需要分野別構成比推移グラフ(数量ベース)
(3)ICカードのアプリケーション(需要分野)展望
2.バイオメトリクス市場
(1)2010年度予測で424億円市場に
(2)需要分野・用途別市場
(3)識別方式(タイプ)別市場
(4)バイオメトリクスの解説と市場拡大の要因
3.RF-ID(無線ICタグ)のユーザーニーズ動向
(1)RF-ID(無線ICタグ)システムについての現状
(2)現在使用している自動認識システム
(3)RF-ID(無線ICタグ)システム市場におけるトレンドの認識
(4)現在最も運用されているRF-ID(無線ICタグ)アプリケーション
4.RF-ID(無線ICタグ)の導入事例実態
(1)RF-ID導入の経緯
(2)RF-ID導入時の障害と克服
(3)RF-IDの現状での課題問題点
(4)今後の活用方法
5.電子マネー市場
(1)電子マネービジネスの市場概況
(2)電子マネーブランド別一覧
(3)有力電子マネーの累積発行枚数(05,06,07年度実績08,09,10年度予測)
(4)有力電子マネーの一日当たりの平均取扱件数(05,06,07年度実績08,09,10年度予測)
(5)有力電子マネーの利用金額総市場規模
6.非接触ICカード・RF-ID市場
(1)現在までの概要と今後の展望
(2)国内非接触ICカード・RF-IDの総市場規模推移と需要予測
(3)需要分野別構成比推移グラフ(数量ベース)
7.金融端末市場
(1)ATM市場
(2)CD市場
8.その他関連市場
(1)POS市場
(2)スキャナ一体型ハンディターミナル市場
第Ⅲ章個別企業実態調査票
エス・ティー・マイクロエレクトロニクス
NXPセミコンダクターズジャパン
オムロン
サトー
大日本印刷
東レインターナショナル
凸版印刷
トッパン・フォームズ
日本アールエフソリューション
日本信号
日本電気
日本ユニシス
日立製作所
富士通
マクセル精器
三菱マテリアル
吉川アールエフシステム
リンテック

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