日本郵船（株）は、インド、ムンバイ近郊のトラニ商船大学およびマデュライのアール・エル商船大学と提携し、同社が求める船員教育を実施するための「NYKクラス」を設立した。
同社は、船隊拡大に伴い、今後、毎年200名規模の外国人船員を幹部候補生として必要としており、昨年6月には船員戦略プロジェクトグループを本社内に設置し、積極的な船員の確保と育成に取り組んでいる。
今回の両商船大学との提携は、その一環で、クロアチア・ルーマニア・中国の商船大学における「NYKクラス」の開設に次ぐもの。
両商船大学の「NYKクラス」の定員は20～30人で、同社の求める知識や技能が習得できる様、同社運航船での乗船訓練や、同社社員による講習などを組み合わせ、より高度な安全運航を目指す実践的なものとする予定。
