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DHLジャパン/「DHL中部国際空港ゲートウェイ施設」オープン

2006年03月16日/物流施設

DHLジャパン(株)は3月13日、通関や保税倉庫機能をもつDHL専用の保税蔵置場(上屋)として「中部国際空港ゲートウェイ施設」(所在地:愛知県常滑市セントレア1-2)を開設した。

「中部国際空港ゲートウェイ施設」は面積8,000㎡(建物5,000㎡、キャノピー(3,000㎡)で、中部国際空港の貨物地区である第2国際エアライン上屋に位置する上屋。

同施設は国際競争力の高い製造業が集積する中部地方の物流ニーズに対応するために開設され、滑走路に面した新しいゲートウェイ施設でこれらの貨物処理が行えるようになるため、一層の効率化を図ることが可能になる。

さらに、中部国際空港ゲートウェイは、貨物の集配拠点であるサービスセンター機能を併設し、刈谷市、安城市など同施設周辺地域の集荷受付締め切り時間が最大3時間延長できる。

2007年を目処に貨物の自動仕分け装置の導入を計画しており、導入後は現在の約3倍の処理能力を実現できる予定で、同施設内には、IT技術を駆使して貨物輸送に関わる情報をリアルタイムでモニタリングするほか、セキュリティカメラ映像の監視や、危機対応中枢機能の役割も果たす「クオリティー・コントロール・センター(略称:QCC)」の機能の装備を進めており、今後段階的に稼動を開始していく。

同社は、2005年以降、中部国際空港の開港をきっかけに、東海・北陸に新たにサービスセンターを開設するなど地上・エアの両面のネットワークの増強を行ってきた。

その結果、エアエクスプレス(国際宅配便)業界としては最多である60ヵ所以上の国内拠点(エクスプレスセンターを含む)を展開するとともに、中部国際空港の利用により、東海・北陸を中心に同日搭載・同日配達が可能となるエリアが大幅に拡大し、最大1日の輸送所要時間短縮を実現ている。


オープンしたDHL中部国際空港ゲートウェイ施設

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