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DHLジャパン/関西空港に1万㎡の国際貨物施設

2007年06月08日/物流施設

ディー・エイチ・エル・ジャパン(株)は6月7日、通関や保税倉庫機能をもつDHL専用の保税蔵置場として「関西国際空港ゲートウェイ施設」を開設した。投資額は約50億円。

関西国際空港ゲートウェイ施設は延床面積1万㎡で、関西国際空港の滑走路に面した国際貨物上屋C棟に位置。

DHLジャパンでは、2003年7月から国際貨物エリア内でゲートウェイ施設を稼動していたが、中国関連を中心とした関西エリアでの貨物量の増加や重量化が課題となっていた。

DHLジャパンとしては初めて自動仕分け装置を導入、これまでの3倍となる1時間あたり7500個の貨物と2000通の書類が仕分けできるようになる。

関西国際空港には、DHLが株式の40%、キャセイパシフィックが60%を所有するジョイントベンチャー「AHKエアホンコンリミテッド(エアホンコン)」の貨物機が週5便運航。

滑走路に面した通関や保税倉庫機能を備えた施設で、機械による貨物処理が行えるようになるため、処理能力の増大と効率化につながるとしている。

施設内には、IT技術を駆使して貨物輸送に関わる情報をリアルタイムでモニタリングするほか、セキュリティカメラ映像の監視や、危機対応中枢機能の役割も果たす「クオリティー・コントロール・センター(QCC)」も開設。

ハイテク製品輸送の安全管理レベルを示すTAPAのAクラス認証も取得している。

今回のゲートウェイ施設開設は、2007年2月に発表した今後数年間の110億円の投資計画の一環。

■DHL関西国際空港ゲートウェイ概要
総面積:1万㎡
倉庫面積:5000㎡
庇下面積:3400㎡
オフィス・共用部分面積:1700㎡
ベルトコンベア:580m
CCTVカメラ:44ユニット
1時間あたりの貨物仕分け能力:7500個
1時間あたりの書類仕分け能力:2000通
航空コンテナ・ULDポジション:36台
ボールデッキ面積:1100㎡

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