日本電産サンキョー（株）は、伊那事業所（長野県伊那市）に新工場（第4工場）を建設する。
同社はクリーンロボット分野でのNo1企業を目指しており、その生産を担う伊那事業所では、2004年度に第3工場を建設し大型サイズの液晶ガラス基板搬送用ロボットの生産を拡大した。
今後も、液晶テレビ生産設備への旺盛な投資意欲が見られるため、引き続き生産を拡大するが、次のロボット事業の柱として、半導体ウェハー搬送用ロボット事業の拡大を図っている。
半導体ウェハー搬送用ロボット事業の成長戦略を支えるに充分な生産体制を整えるため、新たに伊那事業所に隣接する工場用地を取得し第4工場を建設することとした。
現在、伊那事業所全体での産業用ロボット生産能力は月産350台だが、新工場本格稼働後は月産500台の能力に高め、半導体ウェハー搬送用ロボットの事業拡大と、液晶ガラス基板搬送用ロボットの更なる増産に対応する。
新工場の本格稼働は2007年春を目指す。
新工場の概要
建設地：長野県伊那市上の原6100
土地面積：約7,000坪
新工場の面積：約2,500坪
投資総額：約25億円（第1期分）
新工場建設の用途：半導体ウェハー搬送用ロボットの生産
建設時期：2006年6月末着工予定、2006年11月末竣工予定、2006年12月操業開始予定（2007年春、本格稼働開始予定）
