エバグリーン・グループのChangKuo-Cheng副会長は、米カリフォルニア州で開かれたトランスパシフィック・マリタイム・コンフェレンス（TPM）の年次会合で、海運会社、港湾企業、ターミナル関係者、内陸運輸会社、荷主を含む物流関連企業・組織の代表者に向けて、「世界ネットワークの効率性を維持しながら地球環境保護に配慮していく方法を協力して模索するべきだ」とする演説を行った。
Chang氏は「これまでの会合では、環境問題は、商業的に重要ではないとして軽視されがちだったが、これからは持続可能なコンテナ輸送産業の基礎を作らなければならない」とした上で、環境に配慮した海運・造船技術やデザインに関連して、「燃料漏れ対策のため船体を二重にしたダブルスキン・ハル（double-skinnedhull）の使用」「窒素酸化物排出量を低く抑えたエンジンの使用」「船舶での高性能の油分分離装置の使用」などを訴えた。（翻訳）
