国土交通省は、貨物自動車の新規検査等の受検の際に、車両重量を実際の状態より軽くして不正に自動車検査証を取得していたとして、架装メーカー47社に対し、同種事案の再発防止の徹底について厳しく指導した。
不正と思われる二次架装等を行った車両について、販売会社と連携する等して、車両の復元を行うか又は自動車検査証の記載事項の変更手続きと構造等変更検査の受検をするなど、適切な対応を行うこと、(社)日本自動車車体工業会を通じ報告のあった車両の改修状況について定期的に報告することについて、文書により指示した。
また、(社)自動車販売協会連合会に対し、同種事案の再発防止の徹底について厳しく指導するとともに、不正と思われる二次架装が行われた車両については、架装メーカーと連携する等して、車両の復元を行うか又は自動車検査証の記載事項の変更手続きと構造等変更検査の受検をするなど、適切な対応を行うことについて、文書により指示した。
不正内容は、(社)日本自動車車体工業会のトラック部会、バン部会及びバス部会の会員((株)パブコを除く。)計90社を対象に、平成15年から17年までの3年間に行った二次架装について調査した結果、不正と思われる二次架装又は部品の積み込み等(以下「不正と思われる二次架装等」という。)が行われた台数は、合計8,670台注)(うち、4,701台については、架装メーカー自らが二次架装を行っている。)。
車両重量が100kg以上異なっているものを集計。
二次架装の調査結果は下記アドレスを参照。
http://www.mlit.go.jp/kisha/kisha06/09/090404_3/01.pdf