凸版印刷は、「ユニークQRコード活用による新たな包装ビジネスの構築」について、日本包装技術協会が主催する「第32回木下賞(新規創出部門)」を受賞した。
これまで、企業が商品を識別し管理する方法として、バーコードを利用することが一般的だったが、この方法では、商品一点一点を個別に識別することができなかった。
凸版印刷は、一点一点異なるシリアル番号を埋め込んだQRコードを、個々の商品包装材に直接印字する技術を業界で初めて確立し、個別商品の識別や商品の購買証明などが可能となった。
今後、、このユニークQRコードをトレーサビリティや真贋判定などに活用可能なシステムの開発を行い、食品業界、トイレタリー業界、医療医薬業界などに向けて新しいビジネスを創出する。
これらのユニークQRコードを活用した新たな包装ビジネスの展開で、2008年度50億円、2011年度250億円の売り上げを見込んでいる。