日本郵船（株）の子会社、日本貨物航空（株）は、「Phoenix Project（2006-2015）」として発表した。
運航と整備の自立化・新型輸送機B747-8Fの導入・事業のグローバル展開を内容とする昨年11月発表の中間骨子を深化・具体化させたもので、貨物専門航空会社としての自立を、安全を担保しつつ迅速に実現する一方で、売上とコストの両面から収支構造を抜本的に強化し、グローバルなネットワーク・高性能機材と先進ITシステムを活用して、ニーズに的確に応える航空貨物事業を展開する。
2006‐2008年度のPhase-1では、自立の達成と収支構造の抜本的強化を最重要課題として位置付
け、新しい事業モデルGEC3（Globaland Efficient Common Cargo Carrier）を実現し、2009-2011
年度のPhase-2では2009年度の成田・羽田の首都圏空港での発着枠拡大に伴う新たなチャンスに対応すべくB747-8Fを導入し、Phase-3が完了する2015年度には計22～24機の新鋭フリートにより売上高3,100億円、経常利益370億円の実現を目指す。
