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東部ネットワーク/平成18年3月期決算短信

2006年05月26日/未分類

東部ネットワーク(株)の平成18年3月期決算短信の経営成績は、下記の通り。

同社は物流の「最適化提案営業」3PL(物流の一括受注)事業を積極的に推し進めるとともに、事業の効率化・合理化を追求し、収益基盤の拡大を志向した。

事業主体である貨物自動車運送事業は、前期に元請として受注した関東・中京圏に既存営業所を組み入れ、単一品輸送体制から複合輸送体制とした構造改革を行い、直営ネットワークを確立した。

ことしに入って、信越・北陸地域から、関東・東北向け輸送も新たに受注し、さらに関西圏で新規荷主の獲得ができたので、2か所の営業拠点と車両等の設備投資を行い、一段と事業の広域化が加速した。これにより関東・関西の経済圏等に同社が提供する幹線ルートを新設することができた。

また、不動産賃貸事業も、厚木物流センター(神奈川県厚木市:約26,300㎡)が平成17年6月に稼働し、旧千葉営業所を新規に賃貸物件に供したので、安定した収入源がさらに加わった。

以上の結果、売上高は、8,188百万円(前期比21.0%増)となったことから、過去の最高記録を更新することができた。営業利益も、562百万円(23.0%増)、経常利益は594百万円(22.7%増)、当期純利益は374百万円(33.3%増)となった。

事業別の概況
貨物自動車運送事業
バルク輸送部門の石油輸送は、燃料費高騰による買い控えや、環境問題対応による産業構造の変化も加わり、厳冬にもかかわらず、輸送数量は前年並となり、化成品輸送は若干の伸びに止ま
った。

一方、セメント輸送は商業ビル、住居等の新設需要が増加したので、輸送力増強を図った。このバルク輸送部門は前期比2.1%増となった。

次に清涼飲料輸送は、関東・中京圏に加え信越・北陸地域からの基幹輸送を効率的な輸送体制にし、高品質輸送を提供するため自社車両による輸送力の増強を図った。

びん・容器輸送では、関西圏での新規受注に対応して、西宮営業所(兵庫県西宮市:1,155.04㎡)と播磨営業所の車庫(兵庫県加古郡:9,212.63㎡)、倉庫(1,380.16㎡)と車両46両を取得し、開業した。この清涼飲料、びん・容器輸送部門は前期比29.2%増と大幅に増加した。

その他輸送部門は小型車が中心で前期に宅配部門を清算したので前期比31.0%減となった。

この結果、関連業務である荷役作業の収入を含め、当事業の収入は5,449百万円(14.1%増)。

商品販売事業、不動産賃貸事業、その他事業(省略)

次期の見通し
貨物自動車運送事業は、びん・容器輸送が昨年11月から関西地区への進出を果たし、このため収入におきまして純増期待がもてる。

加えて、清涼飲料水輸送でも北陸から関東・東北方面への輸送が本年1月から新規に加わったため、大幅な収入増を見込んでいる。

売上高は全体で8,516百万円(4.0%増)、経常利益は663百万円(11.6%増)、当期純利益は384百万円(2.8%増)と増収増益を見込んでいる。

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