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東部ネットワーク/売上4.8%減、営業利益5割増

2009年11月04日/3PL・物流企業

東部ネットワークが11月4日に発表した2010年3月期第2四半期業績によると、売上高51億9000万円(前年同期比4.8%減)、営業利益4億3800万円(51.1%増)、経常利益4億7000万円(47.9%増)、当期利益2億7600万円(58.3%増)となった。

上半期に繁忙期を迎えた清涼飲料、びん・容器輸送部門は、新規受注により輸送テリトリーが拡大したので、大型化(トレーラー化)による増車・輸送基地の整備・拠点拡張を行い高品質輸送を推し進めた。閑散期に加えて実体経済の悪化に伴い取扱輸送量が減少しているバルク輸送部門(石油・化成品・セメント輸送)の戦力を新たな輸送力増強手段として組み込む構造改革で、自社収入の拡大を図ることができた。

一方、今後の物流事業の展開に向けて、同業他社との業務提携を締結した。TLS(自動配車システム)のソフトを一部更新し、事業所単位の配車から本社配車センターで集中配車を行うとともに、傭車管理も一元化し、収益率の向上を図った。

営業利益は合理化効果や諸経費の削減でほぼ5割増しとなった。

貨物自動車運送事業をみると、バルク輸送部門の石油輸送は、低燃費車の普及や産業用燃料の需要減もあり、輸送量が減少し減収となった。化成品輸送についても、世界的な不況の影響を受け、納入先の在庫調整が続き、輸送量は大幅に減少し、減収となった。セメント輸送は、担当輸送テリトリーの大型工事が一段落したことに加え、建設需要の先送りなどで3期ぶりに減少し減収。

バルク輸送部門の各輸送は、取扱輸送量の減少に伴い、構造改革の一環として、清涼飲料、びん・容器輸送部門と連携する新システムに移行した。バルク輸送部門の売上高は前年同期比30.3%減となった。

清涼飲料、びん・容器輸送部門でのびん・容器輸送は、輸送需要が漸減状況にあり減収となった。同輸送の東日本地域については、清涼飲料輸送と複合輸送に移行した。清涼飲料輸送は、新規受注により輸送テリトリーを拡大、大型化(トレーラー化)による輸送力増強と輸送基地の整備・拠点拡張に加えて、構造改革の実施により増収となった。清涼飲料、びん・容器輸送部門の売上高は7.8%増となった。

関連業務の荷役作業収入を含め、貨物自動車運送事業の売上高は34億5200万円(1.3%減)となった。

通期の業績予想は、売上高98億7500万円、営業利益6億1000万円、経常利益6億4100万円、当期利益3億7700万円の見通し。

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