LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信

東部ネットワーク/運送・石油販売ともに売上減少

2008年07月31日/決算

東部ネットワークの2009年3月期第一四半期決算は、売上高24億3300万円(前年同期比3.3%減)、営業利益1億2500万円(4.6%減)、経常利益1億4300万円(3.4%減)、当期利益7800万円(10.4%減)と低調に推移した。

部門別の状況では、貨物自動車運送事業でバルク輸送部門の石油輸送が減少し、化成品輸送は、納入先定期修理の終了で増加に転じ、増収を確保した。セメント輸送はマンション需要の低迷や建築基準厳格化で建設の先送りが増加したため、輸送量が減少し微減となった。

清涼飲料や容器輸送は、ぺットボトル製品の内製化が進展し、びん需要が減少。これに伴い輸送量が減少した。また、清涼飲料輸送は新規に受注した輸送地域が一巡したが、人工知能を組み込んだ輸送自動配車システム「東部ネットワーク・ロジスティクス・システム」の稼働・配車効率化の効果もあり増収となった。

小型車などのその他輸送部門は、不採算事業の減車を行ったため売上高は減少。また省エネ型の輸送を実践するため、輸送計画を同期から前倒して実施した。これらの要因から、貨物自動車運送事業全体の売上高は16億1250万円(4.8%減)を記録した。

石油販売事業は、原油価格高騰を受け販売額が増加。反面、セメント・車両販売が低調に推移したため、売上高は5億4685万円(0.1%減)と横ばいで推移した。
 
その他、不動産賃貸事業では売上高2億5090万円(0.6%増)とこちらも横ばいで推移。兵庫県西宮市に所有する旧西宮営業所を賃貸物件として有効利用することとし、来春竣工を目処としている。

通期の業績見通しは売上高106億200万円、営業利益5億3700万円、経常利益5億7500万円、当期利益3億2500万円を見込んでいる。

関連記事

決算に関する最新ニュース

最新ニュース