新日本石油(株)は6月1日出荷分より、石油製品(ガソリン・灯油・軽油・A重油)の卸価格を改定する。
6月の同社コストは、前月に比べて原油価格が上昇したものの、為替レートが円高となったため、2006年5月対比▲1.1円/Lとなった。
ことし5月に2005年1月対比コスト変化分である+26.8円/Lの実行方針を打ち出しているが、交渉の結果、この方針どおりに取りきれる向け先と取りきれない向け先が発生する見込みなため、この方針どおりに取りきれる見込みである向け先への6月1日以降の出荷分は、2006年5月対比▲1.1円/Lの値下げを行う。
一方、方針どおり取りきれない見込みである向け先への出荷分は、コスト変化分▲1.1円/Lに取りきれていない分を上乗せする。
結果として2006年6月の卸価格は、2005年1月対比+25.7円/Lとなる見込み。