(株)セールスフォース・ドットコムは、トランクルームの企画・設計などを行う(株)システムトライ(北海道札幌市)が、オンデマンドCRM「Salesforce」の活用により、顧客管理および営業管理の一元化を実現したと発表した。
システムトライは、全国で営業活動を展開しており、営業所間での顧客情報や営業情報の共有、営業力の向上を主な目的に、「Salesforce」を導入した。「Salesforce」導入前は、顧客情報はエクセルで、営業情報は紙ベースで作成した営業資料を営業所間でFAXするなど、全社的な情報共有には限界があったが、急速な需要の拡大に伴い、人員も拡大し、管理する顧客情報や営業の進捗情報も増えたことで、関連情報を参照する際の煩雑さが増し、作成した日報の有効活用ができず、営業機会損失などの問題も発生していた。
同社は、これらの課題解決を目的に、北海道リコー(株)のコンサルティングを受け、2005年3月に「Salesforce」の利用を開始した。
現在、ログイン率(ユーザごとの実際の利用率)100%を達成しており、顧客情報と営業日報は、完全に「Salesforce」で管理している。
これにより、「Salesforce」にログインするだけで、全社員それぞれが、確認したい情報をリアルタイムで誤差なく共有できるようになった。また、データベースに格納した顧客の基本情報、営業進捗、各社員の行動履歴なども関連付けて、必要なときに、すぐに見られるようになったことで、様々な切り口での管理・分析が行えるようになった。
「Salesforce」の導入は、報告業務の半減などによる業務効率の向上や、全ての営業日報を電子化したことでのペーパーレス化によるコスト削減にもつながっている。
システムトライでは、現在、契約成立の確率管理なども「Salesforce」で行っており、営業活動のさらなる精度向上を目指しています。今後は、売掛金の回収管理などの経理的な管理システムとしても活用していく。
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