LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信

本田技研工業/物流分野のCO2排出量削減

2006年06月26日/未分類

本田技研工業(株)は、2005年度の環境保全取り組み実績と、2006年度目標をまとめた報告書、「Honda環境年次レポート2006」を発行した。

物流分野の対策では、「グリーンロジスティクスの推進」として、輸送領域で、省エネルギー運転やモーダルシフト拡大によりCO2排出量の削減を図った。
また包装資材使用量を削減するために包装資材の軽量化やリターナブル包装資材を積極的に導入してる。

2005年度の主な実績は、主要4社との環境マネジメント共同展開と輸送効率の向上を図り、四輪車、二輪車、汎用製品、補修用部品の輸送時におけるCO2排出総量は147,496CO2トンとなった。

そのうち四輪車完成車輸送におけるCO2排出量は105,820CO2トンで、輸送会社における省エネルギー運転活動や、デジタコ導入による平均燃費率の向上などに取り組み、燃費を2%向上させ、輸送車輌のCO2排出量を、2005年度は1,905CO2トン削減した。

また、鈴鹿から新潟への輸送の一部に定期フェリー船を活用することにより、2005年度は402CO2トン削減。今後は、船輸送(モーダルシフト)の拡大を図り、さらなる排出量削減に取り組んでいく。

また、二輪車完成車輸送におけるCO2排出量は、7,272CO2トンで、輸送会社における省エネルギー活動として、鉄道輸送へのモーダルシフトを拡大した。

大小2種類のJR貨物コンテナを活用し長距離(熊本→浜松/関東/札幌及び浜松→札幌)輸送に加え、今年度は浜松→熊本間の輸送へ拡大し、このモーダルシフト適用によって当該区間のCO2排出量を79%削減し、国内輸送全体で13%削減した。

さらに補修用部品輸送におけるCO2排出量は33,325CO2トンで、前年度比1%の削減を目標に取り組んだ結果、実績値で1,736CO2トン(前年度比5%削減)の削減効果が得られた。

効果の内容として、四輪拠点の統合、倉庫間横持ち輸送の効率化、モーダルシフト化等を実施した結果。

補修用部品輸送におけるモーダルシフト事例では、輸送に伴う排出ガスのクリーン化として、関連輸送会社において、1都3県(8都県市)ディーゼル車規制条例に対応するため、黒煙除去装置(DPF)の装着と低排出ガス車輌の導入を継続実施した。2005年は、PM排出量を約22.1トン削減。

補修用部品における取り組みとして、包装資材使用量は16,249トンで、2005年度の包装資材は1,066トンの削減効果が得られた。主に段ボール個装箱より簡易包装化(ポリ袋包装)、バンパー包装仕様を大幅に変更し、段ボール資材の軽量化に取組んだ結果、総使用量は16,249トンだった。

包装資材減量化の具体例では、庫内リターナブル化による段ボール箱使用量の削減として、使い捨て包装資材をリターナブル包装資材へ代替することによる、包装資材使用量の削減した。

内装容器に関しては、昨年開発した専用内装容器を使用し、米国アラバマ州・カナダ・イギリスの事業所輸出向けに導入することで、資材用ダンボール636.7トンを削減。

今後はさらに米国オハイオ州の事業所輸出向けにも範囲を広げ、北米全域への導入を目指す。一方、外装ケースに関しては、台湾とマレーシアに導入することで、資材用鉄210.8トンを削減。今後は、使い捨て鉄資材量の67%を占める中国に導入することで、さらなる削減を目指す。

関連記事

未分類に関する最新ニュース

最新ニュース