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ケイヒン配送/日本生活協同組合連合会向けにSSAグローバルのWMS導入

2006年07月03日/未分類

日本SSAグローバル(株)は、物流大手のケイヒン(株)のグループ会社であるケイヒン配送(株)の商品センターが、庫内生産性を従来の2倍にし、かつ誤出荷率を大幅に低減とすることを目的にSSAグローバルの物流管理ソリューション「SSA Warehouse Management4000(以下:SSAWM)」を導入したことを発表した。

今回のシステムは、ケイヒン配送の大口顧客である日本生活協同組合連合会通販本部カタログ部(以下:生協カタログ部)の個人通販向けに構築されたもので、旧来の物流管理システムは、グループの情報システム会社によって構築され、顧客である生協カタログ部側と連携して運用されていた。

しかし、増えつづける物流取扱量の拡大に伴って処理能力の限界が近づいていたことと、顧客である生協カタログ部が2002年度のセンター出荷量に対して5年後には物量が倍増するとの5ヵ年計画が示されたことにより、将来的にも拡張が容易な物流管理システムが必要になり、基本的な業務改革に着手した。

既存の作業システムの仕様はできる限り変更せず、既存のコンピュータシステムをリニューアルし、SSAWMに統合する形で導入を推進し、2004年4月に運用設計、同年12月の仕様確定から導入を開始。その後、既存システムとの統合テスト、運用テストを経て2005年8月に本稼動となった。

今回の導入によって、次のような業務効率化が実現されている。
1.商品仕入時の伝票入力業務の時間が導入前の33%に削減
2.効率的なピッキングルートの自動指示により、作業員一人あたりのピッキング量が平均20%向上
3.商品コード(7桁)の目視確認から、RF端末のバーコード管理になったことにより誤出荷率が、10,000個に1個から、50,000個に1個へと低減
4.作業員一人あたりの一日の取扱量が明確になるため、暗黙的な査定評価から公平な能力査定が可能

今後、ケイヒン配送では導入したシステムを更に活用し、作業員一人あたりの業務効率の50%向上を目指すとともに、今回のシステム導入を営業ツールとして最大限に活用し、新規顧客獲得のために活用していく。

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