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プラネット/次世代EDIに備え、ITベンダー間で接続テスト

2008年05月30日/IT・機器

業界VAN(付加価値通信網)の運営を手掛けるプラネットは5月29日、流通業界におけるインターネットEDI(企業間電子データ交換)の普及促進のため、4月下旬にITソリューションベンダー各社のデータ通信パッケージ相互間の接続性を確認するテストを企画実施し、期待された成果を収めたと発表した。
07年4月に流通業界を中心に新たな標準EDIの規格として策定された「流通ビジネスメッセージ標準(流通BMS)」では、従来のEOSの標準として用いられていたデータ通信プロトコルであるJCA手順に代わり、次世代型のインターネットEDIに対応した”EDIINT AS2″手順と”ebXML MS”手順が採用されている。
プラネットでは2005年8月にAS2手順によるインターネットEDIサービス「SMOOTHEDI」をリリースしており、インターネットEDI対応の通信パッケージを提供するITソリューションベンダー各社との交流を進めているが、08年4月下旬にベンダー各社と協力してAS2手順とebMS手順対応の各社データ通信パッケージの相互間接続テストを実施、「期待された成果を収めた」としている。
複数対複数の企業間におけるインターネットEDIの効率的な普及を目指す際には、データに使用する各種コード体系(商品コード・事業所コードなど)とフォーマット(データ書式)が標準化されていることが前提となる。さらに、インターネットEDIを新たに導入する際には、EDI通信の相手側の複数の企業との間でデータ通信接続テストが都度発生するが、当然EDIを導入する企業毎にこの事象が発生するため、非効率的とされている。
プラネットでは「インターネットEDIの普及促進に対する阻害要因になり得ると考えられるが、今回、ベンダー各社のデータ通信パッケージ相互間の接続テストが一律に実施され、それら多くの組合せについて相互接続性が確認されたことは、この阻害要因をある程度未然に取り除いたという効果がある」として、接続テスト成功の意義を強調している。
接続テストに参画したITソリューションベンダーは次の各社。
アイウェイ・ソフトウェア、インターコム、インテック、ウルシステムズ、キヤノンITソリューションズ、スターリングコマース、セイコープレシジョン、セゾン情報システムズ、データ・アプリケーション、マイクロソフト。

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