LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信

軽貨急配/2007年度(平成20年3月期)事業計画策定

2006年07月07日/未分類

軽貨急配(株)は、2007年度事業計画を策定した。なお、2006年度(平成19年3月期)は、当期純損失となるが、1株につき、年5円00銭の株主配当を実施する。

同社は、巨大マーケットである貨物運送業界に挑戦を開始し、その中で、競争に打ち勝ち、さらなる成長を成し遂げていくために、「一般貨物運送事業への本格集中(運送事業への経営資源の集中)」が必要であると認識している。このため、当事業年度において、最終的な事業構造改革(開発事業の撤退・再編・外部委託化)を完了し、2007年度より、「総合物流アウトソーサー」として、売上高500億円に向け、一層の躍進を続けていく。

事業計画について
・運送事業について
当事業年度(平成19年3月期)より、運送事業をフォワーディング事業及びロジスティクス事業に分類し、連結グループの経営効率を高める。

フォワーディング事業は、国内トラック輸送業務を取扱い、トラックとトレーラ等を活用し、荷主企業に最適な輸送業務を提供する利用型運送事業を展開している。

ロジスティクス事業は、「輸送」、「保管」、「在庫管理」、「荷役」、「顧客サービス」、「情報サービス」等の、幅広い物流機能を必要とする荷主企業に対して、広範、多様なコントラクト・ロジスティクスを展開する。

さらに、同事業では、荷主企業向けの「金融サービス」の提供も行い、ファクタリング(売掛債権早期資金化)サービスを子会社、軽貨ファイナンス・リース(株)を通じて展開している。

ノンアセット経営を徹底し、フォワーディング事業とロジスティクス事業の拡大のために、ダブル・アウトソーシングシステムにおける、委託ネットワーク網の拡充を図るため、M&Aを積極的に実施している。

M&A資金として、60億円を予算化し、直近では、貨物利用運送事業を展開する(株)プラスパ(現、軽貨エクスプレス(株))、航空貨物を取扱う東京野﨑運輸(株)(現、軽貨急配マーケットサービス(株))、クレジット会社の(株)直方ショッピングサービス(軽貨ファイナンス・リース(株)と合併予定)を買収した。

(株)プラスパの買収は、フォワーディング事業の強化を、東京野﨑運輸(株)と(株)直方ショッピングサービスの買収は、ロジスティクス事業における、物流、及び金融サービスの強化を目的としたもの。

なお、エクイティ・ファイナンスで調達した資金は、一部を、残存する転換社債39億円の繰上償還に充当し、残りを、運送事業拡大のための運転資金(M&A資金及び金融サービスの運転資金)に充当する。

運送事業は、毎期着実に拡大を続けており、貨物運送業界で勝ち残っていくために、今後も、M&Aにより委託ネットワーク網の拡大に努め、他、運送会社にはない収益力と提案営業力で、総合物流アウトソーサーとしてのさらなる成長を目指す。

・開発事業について
当事業年度(平成19年3月期)より、開発事業の主たる業務である、オーナー・オペレーターの開発、養成及び指導を、軽貨ロジスティクス(株)と(株)船井財産トータルサポートに、全面的に外部委託する。

当該業務を外部委託することにより、開発事業の人員を運送事業に再配置し、運送事業の一層の営業力強化を図り、オーナー・オペレーターの開発による、軽トラックの販売台数計画を従来の7割にとどめ、残り3割の開業希望者には、リースを推進することで、一部、収益の計上基準を回収期限到来基準に移行する。

これにより、これまで、毎期減収を続けてきた、同事業の売上高は、来期以降は、期限到来部分が毎期積み上がっていくため、今後、増収傾向に推移していくものと見込んでいる。

さらに、最終的な事業構造改革を完了することにより、長期未収債権を譲渡し、これまで、同債権の回収業務を担っていた営業部員は荷主企業の開拓に専従することができ、新規荷主企業の開拓のより一層の強化を図ることができる。

関連記事

未分類に関する最新ニュース

最新ニュース