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佐世保重工業/資材・原価システム本格稼動

2006年07月24日/未分類

佐世保重工業(株)は、NECとNECトータルインテグレーションサービス(以下:NTIS)と共同で、業務プロセスを可視化・改善・再設計するビジネスプロセスマネジメント(BPM)を適用した新資材・原価システムを構築し、こシステムが本格稼動した。

資材・原価の業務プロセスとデータ入力の流れを可視化・分析し、標準化するとともに、データ入力の簡素化も行い、業務担当者のノウハウに依存しない業務プロセスを設計し、業務の品質向上と効率化を実現する。

具体的には、13種の業務プロセスを5種の標準プロセスとして再構築するとともに、部門間の重複作業を排除し、100種以上あった帳票を約20種に削減するなど、全社最適かつ統制可能な業務プロセスを新たに構築する。

また、資材・原価情報を発生時点で収集し一元化を行うことで、資材部門のみならず営業・設計部門など全社的にリアルタイムな情報共有が可能となり、同時にペーパレス化も実現する。

新業務プロセスに基づき、システムのサービス定義を明確化した。これにより、業務プロセスとシステムの同期化が図れ、業務改善時にサービス定義を見直すことでシステムの容易な改善も可能になるなど、システムの柔軟性を向上した。

新システムは、NTISのBPMソリューション「CGAA/ARIS」を用いて構築。ソリューションは、業務プロセスの可視化・最適化を行い、それに基づいたアプリケーションの自動生成を行う。

本ソリューションを活用することによって、佐世保重工業の情報システム部門、利用部門、NEC/NTISなど関係者が業務課題を共有化し、抜本的な業務改革と円滑なシステム構築が可能となった。

佐世保重工業は、売上の約70%を造船事業が占め、新造船1隻につき必要となる資材は数十万点にものぼり、多品種・大量の資材の調達・発注管理を行っている。

これまで、資材・原価管理業務プロセスが複雑であったため、熟練した多くの担当者による作業が必要となっており、資材・原価管理における業務の標準化・効率化やリアルタイムな情報共有が課題になっており、今回のBPMによる業務改革ならびに新システムの導入に至った。

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