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METROグループ/RFIDをベースのロジスティクス・プロセスに注力

2006年10月10日/IT・機器

ビジネスプロセスマネジメント(BPM)コンセプトをワールドワイドで提唱するIDS ScheerAG(以下:IDSシェアー、本社:ドイツ)は、METROグループと契約を締結した。

これは、METROが未来型店舗の実現に向けて推進している「フューチャーストア・イニシアチブ」(Future Store Initiative)の一環となるもの。

同提携により将来METROは、IDSシェアーのビジネスプロセス評価ソフトウェア「ARIS Process Performance Manager」(以下:ARISPPM)を活用し、独ラインベルクのフューチャーストアにおいてRFIDベースのロジスティクス・プロセスを監視、マッピングすることになる。

METROはARISPPMを活用することで、日常的に商品の動きを識別し、分析できるようになる。

METROは、世界最大の流通業者の1社として年間550億ユーロ以上を売り上げており、2003年4月には、トレンドを先取りしたフューチャーストアをドイツのデュッセルドルフ近くの町、ラインベルクに開設した。

フューチャーストア・イニシアチブでは旗艦店を用い、将来に向けた購買技術のパイロット運用を、実際の環境下で実施しています。数々の革新技術のうちでも鍵となる役割を果たしているのはRFID。

この画期的技術は、対象物に触れたり見たりすることなく、電波によって物品を自動的に識別し、METROでは商品運搬用のパレットやボックスにRFID発信器を備え付け、製造会社からスーパーマーケットの棚に至る商品の移動の効率と透明性を高めている。

IDSシェアーはフューチャーストア・イニシアチブに協力し、この提携関係においてARISPPMを提供する。ARISPPMは、サプライチェーンの商品の動きを分析し、スーパーマーケットに至る経路上の各商品の位置を図示するために活用される。

このプロジェクトは当初の期間、香港の積み替えセンターと、独ドルトムント近くのウンナにあるMETROグループの物流センターの間での商品の動きにおいて展開される予定で、ノイスの商品倉庫、エッセンの物流センター、そして最後にラインベルクのフューチャーストアへと、順次範囲を拡大していく。

本発表において特に興味深いのは、ビジネスプロセス技術と実際の商品の流れとを
結びつけることで、ARISPPMの分析機能が新しい可能性を示すことです。ARISPPM
は数量や実際の所要時間という観点からこれらを比較し、それに基づいてサプライ
チェーンにおける滞留ポイントを明確に示します。

ARIS Process Performance Managerに関する詳細は、下記URLを参照。
http://www.ids-scheer.co.jp/products/aris-ppm.html

問い合わせ
IDSシェアー・ジャパン(株)
武藤
〒100-0004東京都千代田区大手町1-7-2東京サンケイビル15F
電話03-3516-7404
FAX03-3516-7405
marketing-jp@ids-scheer.com

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