LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信

三井倉庫/北名古屋市に免震構造の複合物流センター竣工

2006年08月03日/物流施設

三井倉庫(株)は、愛知県北名古屋市に免震構造を採用した複合物流センター(名称:西春事務所西春倉庫)を竣工し、稼動した。

同倉庫は、既存倉庫再開発の一環として建設し、広域アクセスの利便性を生かした最新鋭の複合型物流施設として完成したもの。

特に「製品の品質維持と迅速かつ安定した物流システムの構築」を求める医療関連の顧客向けの物流センターとして、安全面、衛生面を大幅に強化した。

施設の概要

・立体自動ラック倉庫併設、流通加工・配送とも一体的に機能
約14,800m2(4,500坪)の敷地に4階建て普通倉庫・約11,600m2(3,500坪)と立体自動ラック倉庫(6,684パレットの収容)を併設し、延床面積は合計で約29,000m2(8,800坪)。
名古屋高速一宮線西春出入口より数百メートルの至近距離に位置する。

サプライチェーン全体の最適化と包括的な物流業務の受託に対応するために、普通倉庫内には約500m2(約150坪)の流通加工室と事務所棟には顧客のビジネス拠点としても利用できる約400m2(約120坪)のオフィスセンターを設けた。

また、「かんばん納入」にも対応する、正確・迅速な全国配送サービスも一体的に提供する。

・薬事対応
床・天井・壁の防塵・埃対策や、高速シートシャッター、エアフェンスと超音波防鼠装置等による徹底したクリーン対策を施し、集中監視システムによる空調管理を行うなど、医療関連物流にも対応する設備を有している。

同社の管理薬剤師を常駐し、GMP(Good Manufacturing Practice。医薬品等の製造管理および品質管理に関する基準)の要求を満たす高い品質管理体制を構築し、さらに一部区画において、医療機器保管等製造業の許可を取得しており、管理業務の負担低減に寄与する。

・安全対策
全棟に最新の基礎免震構法を採用。一般の耐震構造に比べて地震力を約1/5に低減し荷崩れを起こしにくくし、、停電時対策として自家発電装置を設置し、非常時に必要な電力を確保している。

セキュリティー強化として赤外線センサーや監視カメラによる警備システムを採用するとともに、倉庫内においても電子鍵と個人認証(ICカード)によるゾーン毎のセキュリティーを確保している。

問い合わせ
三井倉庫(株)
営業部営業推進室
TEL03-6400-8003

関連記事

物流施設に関する最新ニュース

最新ニュース