三井倉庫(株)が11月6日に発表した9月中間期の連結業績は、北米地域で一時的に取扱数量が減少したほか、国内港湾運送事業で顧客船社の航路再編が行われたことから利益面でやや苦戦した。
同社では中期計画「中計2007」をスタートさせ、「既存事業の質的転換の加速による収益の最大化」などを掲げ、既存施設の再開発・新たな戦略拠点の新設など設備投資計画を積極的に推進することにしている。
既に投資には着手しているが、中間期の業績では投資効果が来期以降となることから、利益面は減少となった。このほかの減益要因として、同社は「東南アジア、北米地域における一時的な取扱数量の減少及び国内港湾運送事業での顧客船社の航路改編」などを挙げている。