旭化成（株）は、「旭化成グループＣＳＲレポート2006」を発行した。
物流でさまざまな省エネルギー対策を実施するとして、2006年度から物流時のCO2排出量の算定を始めるために、「荷主に関するCO2排出量算定ガイドライン」を策定した。
なお、製品物流におけるエネルギー削減、環境負荷低減対策は下記の通り。
①輸送時のエネルギー原単位改善
・輸送ロットサイズの大型化
・モーダルシフト（RORO船[トレーラーの荷車部分のみを船で輸送する方法]、フェリー、鉄道利用）の促進
・住宅用機材に関する積み合わせ輸送の促進
②輸送距離短縮による輸送時のエネルギー消費量削減
・他社との製品融通（スワップ）の促進
・輸配送最適化の視点からストックポイントの再編成
・他社との共同利用パレットの活用（空パレットの回送工程の短縮）
③保管時のエネルギー消費量削減
・ユーザーへの直送化の推進
・倉前輸送（倉庫に一時保管をすることなく、幹線輸送車から直接、小口配送車に積み替え、輸送する方法）の推進
④通い容器活用による包装荷材に関する廃棄物削減
・樹脂輸送におけるフレコン化、バルク輸送化の促進
・自社並びに汎用コンテナの活用
⑤物流安全会議、物流安全検査などを通じた物流業務委託先への指導
・環境関連法規の遵守
・ISO認定取得の推進
・エコドライブの徹底
・モーダルシフトの推進
・積載効率向上によるエネルギー消費量の削減
