クリヤマ（株）は、平成18年12月期中間決算短信（連結）の事業等のリスクで、物流体制について、自社の在庫物流拠点として兵庫県丹波市山南町に山南物流センターを設置し、センターの商品を受注と同日に、関西地域には専用トラック便により、それ以外の地域には一般運送会社の混載トラック便により発送するなど、顧客ニーズに対応した配送サービスを特徴としているが、発送頻度が高いため物流コストを増加させる可能性があるとしている。
同社は、物流サービスを必要とする顧客が関西地域に多いため、山南物流センターに在庫・物流機能を集約することで配送を効率化しているが、代替となる設備を所有していない。
また、北米地域において、“SAMEDAY DELIVERY（同日配達）”を目指し、契約運送トラックで日に何便も卸売業者またはユーザーに商品を直送するほか、量や大きさにより宅配便会社等を利用し、きめ細かな配送サービスを実施しているが、この配送体制は競合企業との差別化要因となる一方、北米地域における物流コストを増加させる可能性があるという。
