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ARCリポート/WMS市場は大手買収によりかき乱されている

2006年08月28日/未分類

ARCアドバイザリーグループの調査レポート「WMSの世界市場調査」は、WMSの世界市場は今後5年間5.3パーセントの平均年率(CAGR)で成長と期待され、市場は2005年に11.27億ドルであったが、2010年には14.58億ドルを超えると予測している。

ARCの調査レポート「WMSの世界市場調査」(Warehouse Management Systems Worldwide Outlook:Market Analysisand Forecast through 2010)の主著者で、ARCのサプライチェーン管理のサービスダイレクタSteveBankerによれば、「導入サービスとメンテナンスの売上げは両方とも過去1年にわたってうまく拡大した。」「しかしながら、業界全体のソフトウェア売上げはどちらかと言うと底堅い下落を示した。おそらくこれを最も良く説明するのは、この業界で起こった合併による。」と説明している。

ARCは10年間にわたりWMS市場の詳細な分析を提供している。Bankerによれば、「その期間に、WMS市場の大幅な変化を見てきた。一般的に、この変化は、市場が高度成長市場からより緩やかに成長する市場に移行したことを反映している。ERPサプライヤーの市場浸透が劇的に増大するのを見てきた」としている。

WMS市場とWMS市場もその一部であるより大きいエンタープライズソフトウェア市場の経済変化が、買収による合併の増加させることにつながった。買収された企業の既存顧客は、自分の現在のサプライヤーが財務的に継続できなくなり、アップグレードや新規アドオンモジュールの購入を延期されることを心配したかもしれないが、この種の買収に引き続いて実装やメンテナンスの売上げの増大が見られることは異常ではない。

より長期的には、しかし、複数のプラットフォームをサポートする課題が発生する。既存ベースは製品のサポートが継続されることを知りたがる。しかし、複数のプラットフォームをサポートすることは製品開発投資を希釈し、顧客サポートのコストを増大させる。複数のプラットフォームを一つのタイプのソリューションに統合する試みは、たとえその目標が公開されないとしても、WMSサプライヤーを買収したいくつかの企業の良く知られた目標である。

買収する企業はサービス指向アーキテクチャー(SOA)への約束を強調する傾向があり、SOAがこの統合を可能にするだろうと論ずる。しかし、SOAでも、統合ソリューションに要する技術的努力は、まだ大きく、痛みなしにはほど遠いであろう。

複数のソリューションを持つサプライヤーから1つのWMSを購入しようとしているユーザーは、自分が購入すソリューションが自分のすべての要求を満たすか、あるいは、サプライヤーが機能の実現性に対応するとき1つ以上の製品を参照しているか理解するように注意しなくてはならない。

ARCアドバイザリーグループは、1986年創立以来、製造とサプライチェーンソリューションに特化したグローバルアドバイザーとして、その専門的経験と分析力を持ったアナリストが、顧客の製造戦略開発、ベストソリューション追及を戦略的にサポートしている。

設備投資効果、オペレーションパフォーマンス、トータルコスト、生産性などグローバル競争力向上への課題解決を目指す、製造企業、ユーティリティ、システムインテグレーター、サプライヤーへ戦略的アドバイスを提供している。

本レポートはUS$4,900。

問い合わせ
ARCジャパン
オフィス:黒岩重雄
Tel04-2991-1685
skuroiwa@arcweb.com
http://www.arcweb.com/Japan/

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