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イオン/商品調達コスト低減と在庫管理レベル向上で大幅な収益拡大

2006年09月01日/物流施設

イオン(株)は、2007年2月期中間の単体の業績予想を売上高9500億円(前期比3%増)、営業利益86億円(162.3%増)、経常利益151億円(52.2%増)、当期利益136億円(前期121億円の損失)と、大幅な増益となった。

同社では。この中間期について、12店舗の開店と9店舗の閉店を行い、引き続き店舗網の刷新を進めるとともに、前期に物流センターなどのインフラ整備がほぼ完了し、ITの活用も進んでいることから、商品調達コストの低減と在庫管理レベルの向上が進み、前期に続いて荒利益率を大幅に改善することとなったとしている。

価格や品揃え等において競争力を増した食品と日用雑貨が概ね好調に推移したほか、衣料ではアパレル改革2年目の取り組みとして、当中間期から商品・売場・販売員体制を刷新したイオンスタイルを18店舗に導入した。

天候不順で季節商品の販売状況は厳しかったものの、社会行事関連の販売が好調に推移するなど、衣料の既存店売上も全体として回復傾向が強まりつつあるという。

こうした取り組みにより、当中間期の既存店売上伸び率は、100.2%となる見通し(内訳は、衣料:99.3%、食品:100.8%、住居余暇:99.8%)。既存店売上が100%を超過するのは10年振り。

また、荒利益率は、0.9ポイントの改善となる見通しで、全ての商品部門で改善し、とりわけ衣料が前期の改善幅を上回る改善となる見通し。

販管費は、売場人員配置の充実を図るなど人件費を中心に政策投資を行い、既存比101.3%と増加する見通しですが、当初からの計画水準で着地する見通し。

以上により、前中間期と比較して、営業収益で3%増加し、営業利益は53億円改善する見通し。

なお、特別利益では、サービス子会社の統合に関連して子会社株式売却益等280億円が発生、特別損失では、減損及び閉店損失引当等230億円が発生し、中間期の当期純利益は、136億円となる見通し。

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