新日本石油（株）は9月1日出荷分より、石油製品（ガソリン・灯油・軽油・Ａ重油）の卸価格を値上げする。
ガソリン・灯油・軽油・Ａ重油のコスト変化じは、2006年8月対比で1リットル0.2円アップで、2006年3月対比の9月卸価格を15.0円アップする。
9月の同社コストは、前月に比べて原油価格および為替レートが概ね横ばいとなったものの、製品輸入コストが若干上昇したためで、ことし3月に2005年1月対比コスト変化分である＋22.9円／Ｌの実行方針を打ち出しているが、価格転嫁は2005年1月対比＋16.1円／Ｌの値上げ幅に留まり、▲6．8円／Ｌ程度の取り残しが発生している。
その結果、方針どおり取りきれる向け先と取りきれない向け先が発生した。
そこで、この方針どおりに取りきれた向け先への9月1日以降の出荷分は、2006年3月対比のコスト変化分である＋8.2円／Ｌの値上げとする。
一方、方針どおり取りきれない向け先への出荷分は、コスト変化分＋8.2円／Ｌに取りきれていない分を上乗せする。
結果として2006年9月の卸価格は、2006年3月対比＋15.0円／Ｌ程度（取り残し分の6.8円／Ｌ程度とコスト変化分の＋8.2円／Ｌの合計）となる見込み。
