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日本HP、日本BEA/新構想「RFID2.0」で共同表明

2006年09月07日/IT・機器

日本ヒューレット・パッカード(株)(以下:日本HP)と日本BEAシステムズ(株)(以下:日本BEA)は、企業がITシステムにRFID(ICタグ)を組み込み、利用するための新たなアーキテクチャ「RFID2.0」の構想を表明し、今後共同で推進活動を行うことを発表した。

「RFID2.0」構想とは、日本市場においてもRFIDの利活用が、大手の流通業や製造業などを中心に、より確実でリアルタイムな商品情報の把握や製造管理、事業単位でRFIDを導入する例が増えているトレンドを踏まえ、さらに一歩進んで企業全体、あるいは企業間でのRFIDの活用を提案する新構想。

「RFID2.0」では、製造・物流の現場におけるRFIDシステムと既存の企業システムの連携を視野に入れ、個々の事業のための情報管理を超えた、企業内/企業間のリアルタイムな情報共有の基盤づくりを目指す。

EPC globalネットワークを活用したオープンなRFID利活用基盤のアーキテクチャを開発し、RFIDを介したリアルタイムな情報管理の仕組みと、業務を支えるIT基盤全体の連携モデルを、実際にどのように構築するかを提案する。

日本HPと日本BEAは、このRFID利活用基盤がSOA(サービス指向アーキテクチャ)に基づくITシステムとして実装されることを想定しており、その設計・実装のためのアーキテクチャの検討・策定で協業し、両社のお客様に展開するとともに、積極的にアーキテクチャや技術資料の公開を行い、RFID利活用基盤の標準化を進めることを計画している。

この協業は、BEAのEPCglobal国際標準への対応において世界の最先端を走るRFIDソリューションソフトウェア「BEA Web Logic RFID Edge Server/Enterprise Server」のアーキテクチャと、日本HPのRFIDシステム構築ビジネスにおける豊富な経験を融合させ、日本市場向けのさらに高次元なRFIDソリューションの発展を目指す取り組み。

日本HPと日本BEAが現在予定している、「RFID2.0」の推進計画の内容は「RFID2.0アーキテクチャの策定」「デモコンテンツの共同開発」「アーキテクチャ実現のための技術的ホワイトペーパーや方法論の開発」。

「RFID2.0」展開のための各計画内容は当初、日本HP、日本BEA両社のエンジニアによって推進し、さらに早期の共通基盤の市場展開を図るため、両社の営業部門やパートナー企業などを通じた積極的な推進も視野に入れている。

問い合わせ
日本ヒューレット・パッカード(株)
カスタマー・インフォメーションセンター
TEL03-6416-6660
http://www.hp.com/jp/

日本BEAシステムズ(株)
営業本部
TEL03-5545-8440
sales.jp@bea.com
http://www.beasys.co.jp

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