LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信

東京ガス/燃料電池ターレット式構内運搬車の共同開発契約締結

2006年09月15日/未分類

東京ガス(株)、JFEコンテイナー(株)、関東農機(株)の3社は、燃料電池ターレット式構内運搬車(以下:燃料電池ターレット車)を共同開発する契約を締結した。

本共同開発は、ことし5月、独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の新利用形態燃料電池標準化等技術開発にて助成を受けている。

3社は今後、燃料電池のクリーンな特性を活かした新しい利用形態として、燃料電池ターレット車を、5年間を目標に開発し、既存のターレット市場への導入を目指すほか、平成24年以降に移転予定の環境性を重視した計画が進められている東京都豊洲新市場などの新規需要にも対応していく。

ターレット式構内運搬車は、ガソリンエンジンなどを動力とする「エンジン式」や充電式バッテリーを電源とする「電動式」があり、主に生鮮市場や工場構内などの運搬作業用として、国内で約11,000台が利用されている。

近年では、生鮮市場内やその近隣地域に対する環境配慮のため、低公害の「天然ガスエンジン式」を導入するケースが増えているが、市場の建物内や冷蔵設備を備えた倉庫内などでは、排気ガスを排出しない「電動式」のみに仕様を限定されている場合がある。

しかし、「電動式」は充電に約8時間を要し、1回の充電で走行可能時間が2時間程度と短いため、使い勝手が悪い面があった。

本開発において3社は共同で、燃料電池ターレット車を開発するとともに、燃料である水素を供給する方式として、水素を充填したカセット式容器で供給するシステム、ならびに、車両に搭載されたタンクに短時間で水素を充填するシステムの開発をあわせて行う。さらに、燃料電池ターレット車の安全性検証や安全基準の検討を行っていく。

関連記事

未分類に関する最新ニュース

最新ニュース