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東京ガス/日本郵船と長期LNG輸送契約、新造船の共同保有も

2007年11月09日/3PL・物流企業

東京ガス(株)は11月8日、100%出資子会社の東京エルエヌジータンカー(株)が(株)川崎造船と17万7000m3型LNG船(積載容量17万5000m3)に関する造船契約を締結し、日本郵船(株)と共同保有するとともに20年間の傭船契約協定を締結したと発表した。日本郵船との保有比率は東京ガス10%に対して、郵船が90%。

東京エルエヌジータンカーが保有・管理する船としては8番目で、既存の自社管理船と同じく世界の主要な基地への入港を前提とし、特にアジア・太平洋地域の主要基地への入港が可能である最大船型(パシフィック・マックス型)を目指し、LNGタンク容量を7番船の15万5000m3型(積載容量15万3000m3)から約14%増加させて輸送効率を高めている。

また、LNG船としては世界初の高効率蒸気タービンを採用することで、これまでの蒸気タービンと比較して15%の燃費効率向上が可能となる。船型は4基の球形LNGタンクを有するモス型。

竣工は2011年で、他の自社管理船と同じく、オーストラリア拡張プロジェクト、マレーシア第1、3プロジェクト、ダーウィンプロジェクト、サハリン2プロジェクト、プルートプロジェクト、ゴーゴンプロジェクトなどのLNG輸送に使用する。船舶管理は20年間の傭船契約に基づき、日本郵船が実施する。

東京ガスグループは、8隻のLNG船を主体的に運航管理することで、長期契約のLNG輸送だけでなく、短期・スポット取引などの新たなLNG購入にも取り組み、LNG輸入価格の一層の低減、LNG購入の柔軟性向上を図るまた今後のLNG市場の動向を踏まえ、第三者向けLNG輸送、LNG船の相互貸借などの事業を拡大する。

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