東京ガスは9月14日、豪州LNG（液化天然ガス）ゴーゴンプロジェクトに、340億円（約4億3000万豪ドル）を投資すると発表した。
ゴーゴン・プロジェクトの事業者である、シェブロン、エクソンモービル、シェルの3社が同日、総工費約430億オーストラリアドル（約3兆4000億円）の最終投資決定を行ったことを受けた措置。東京ガスは、参画比率に応じた額である約4億3000万豪ドル（約340億円）を投資することを決めた。
東京ガスは、2005年10月に、プロジェクトへの参画を前提としたLNGの購入についてシェブロンと基本合意を締結した。その後、LNGの売買・プロジェクトへの参画に関する詳細な協議を行い、ことし7月30日にプロジェクトへの参画を決めた。100％子会社「東京ガスゴーゴン社」を7月にオーストラリアに設立。権益売買契約の締結に向けた協議に加え、LNG購入についての協議を進め、9月10日に「権益売買契約」と「LNG売買契約」をシェブロンと締結した。今後、オーストラリア政府の承認が得られた段階で、契約が正式に発効する。
プロジェクトは、西オーストラリア州北西部沖合に位置するゴーゴン、ジャンズ・アイオーなどの大規模ガス田を供給源として、年間1500万トンのLNGを生産する計画。2014年度にLNGの生産開始が見込まれている。
