セガミメディクス（株）（以下：セガミ）、（株）メディカルシステムネットワーク（以下：メディシス）、（株）エムエムネットの三社は、セガミがメディシス子会社のエムエムネットにおいて展開する医薬品サプライチェーンマネジメントに参画することにつき、基本合意した。
同時に、セガミとメディシスは、両社が展開する調剤薬局事業ならびにドラッグストア事業における協力関係の構築につき、包括的な検討を開始することで合意した。
業務提携の概要は、セガミが、ことし10月1日より、エムエムネットが展開する医薬品サプライチェーンマネジメントに参画し、医療用医薬品の調達関連業務をエムエムネットにアウトソースする。
なお、メディシスは、子会社の（株）ファーマホールディング（以下：ファーマH）が展開する調剤薬局事業のノウハウを生かし、セガミが運営する調剤薬局に関し、有用なノウハウや薬剤師教育システムの提供を中心とした協力関係の構築を検討する。
また、セガミは、ファーマHが展開するドラッグ関連事業に関し、店舗運営やマーチャンダイジングを中心としたドラッグ事業のノウハウを提供する協力関係の構築を検討する。
セガミは、関西を拠点に関東から九州に至る「太平洋ベルト地帯」において、ドラッグストア及び専門店281店舗（調剤併設店23店舗含む）と調剤専門店32店舗を運営している。
また、カウンセリング販売の強化や調剤併設型ドラッグストアの開発に重点を置き、特に調剤事業に関して、ドラッグ併設と調剤専門店合わせて55店舗にて月間10万枚以上の処方せん調剤を行い、ドラッグストア業界ではトップクラスでの展開を図っている。
メディシスは、昨年2月に三井物産（株）との合弁により設立したエムエムネットを通じ、北海道外で推進してきた医薬品サプライチェーンマネジメント事業（医薬品卸と調剤薬局・病医院との間の医療用医薬品オンライン受発注及び関連アウトソーシング業務）と調剤報酬債権証券化を中心とした金融サービス事業の全国展開を進めているほか、子会社ファーマHを通じて北海道を拠点に東北・関東・関西及び四国地区において調剤薬局156店舗とドラッグ・バラエティーストア計5店舗を運営している。
セガミがエムエムネットの医薬品サプライチェーンマネジメントに加盟店として参画して医療用医薬品の調達関連業務をエムエムネットにアウトソースすることにより、セガミは調剤業務の効率化・合理化を図り、地域に密着した「かかりつけ薬局」機能の更なる強化に経営資源を集中する。
また、エムエムネットは、ドラッグストア業界でトップクラスの調剤事業を展開するセガミの参画を得ることで、事業規模の大幅拡大を図る。
同時に、メディシスは、セガミが展開する調剤薬局に関し、店舗運営情報及び調剤や薬剤師教育のノウハウ提供等を通じた協力関係構築の検討を開始し、ともに地域医療への更なる貢献を目指す。
セガミは、ファーマHが展開するドラッグ関連事業に関し、セガミが有する店舗運営やマーチャンダイジング等のノウハウを提供する協力関係構築の検討を開始するほか、セガミによるファーマHの調剤薬局店舗に対する大衆薬や健康食品等の供給についても検討を開始し、相互の事業基盤の強化を目指す。
