ANAは、軽量型コンテナを200台導入し、2006年冬ダイヤから使用する。
今回導入する軽量型コンテナは、底盤および骨格をのぞく外壁部分をケブラー素材に、開閉部分をキャンバス素材にそれぞれ変更することにより、従来のコンテナと比較して28キログラムの軽量化を実現した。
当初は東京(成田)=サンフランシスコ線を中心に、主に欧米路線にて使用し、東京(成田)=サンフランシスコ線の使用機材であるボーイング777-300型機のコンテナ搭載可能台数は44台であり、1機あたり最大では1,232キログラムの軽量化が可能となる。
また、メンテナンスコストも従来型と比較して半減できる見込みで、来年度以降、順次軽量型コンテナへの更新を進め、燃料消費の抑制、CO2排出量の削減に引き続き努める。
なお、東京―サンフランシスコ線片道で約3,470リットル(ドラム缶約17本分)の燃料削減、ならびに約8,550キログラムのCO2排出量削減が図れる。