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DHL/上海外高橋保税物流園区に新ロジスティクスセンター開設

2006年10月27日/物流施設

DHLは、上海外高橋保税物流園区(WBLZ)に新しいロジスティクスセンターを開設した。

新施設により、DHL Global Forwardingの中国に対する短期投資は3,000万米ドルに引き上げられ、DHLの中国でのマーケットリーダーとしての地位をさらに強化する。

これは過去数年間にDHLが中国へ投資した総額3億1,500万米ドルの一部で、DHL Global Forwardingは今後数年間で2,000万米ドルの追加投資を行い、同社のネットワーク・インフラ、人材育成、ならびに今後中国で見込まれる事業の成長に応じたサービスを強化する。

360万米ドルを投資した新しいロジスティクスセンターは、中国において最初で最大の保税物流園区WBLZに位置し、10,100㎡強の規模を誇る同施設では、国際輸送、流通、調達センターの機能を組み合わせることで、貨物の効率の良いスムーズな搬入および搬出が可能となる。

今回のロジスティクスセンターの増設により、外高橋にあるDHLの施設は合計9ヵ所となり、面積は50,500㎡。

DHL Global Forwardingアジア太平洋地区CEOのピーター ランドシーデルは、「ボーイング社が発表した最新の国際航空貨物市場予測によると、アジアに関係する航空貨物市場は2025年まで並外れた成長が見込まれています。中でも最も高い伸びが予測されているのは、アジア間の航空貨物市場の年間成長率10.8%および中国国内市場の11.8%です。」「このような堅調な成長の予測と安定した事業成長とともに、DHLは引き続き広大なネットワークとインフラの強化に取り組みます。DHLは他社に先駆け、アジア太平洋市場および中国の貨物輸送市場における潜在性の開拓を進めています。」と述べている。

ロジスティクスセンターの総合的機能を活用することで、DHLのお客様は航空貨物の場合、香港経由の輸送と比べて最大90%の輸送コストを削減し、輸送時間を2日短縮することが可能となる。

また、海上貨物の場合、輸送コストは最高で70%削減、輸送時間は4、5日短縮することができる。

温湿制御エリアといった特徴に加え、新ロジスティクスセンターは高度な在庫管理システム、テクノロジー、総合的セキュリティシステムを備え、DHLの顧客は輸送の統合、保管、仕分梱包、ベンダー管理在庫、および輸出と国内物流の間の迅速な移送などの付加価値サービスを享受できる。


DHL Global Forwardingロジスティクスセンター内部

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