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高島屋/無線ICタグ実証実験を開始

2006年11月06日/IT・機器

(株)高島屋と日本NCR(株)は11月2日、日本橋髙島屋ワイシャツ売場にて、「無線ICタグを利用したリアルタイム在庫管理システム」の実証実験を開始した。

この実験は3ヶ月間行われ、髙島屋は入荷から販売にいたるノウハウと実験の場としての売場の提供、NCRはシステムの提供を行う。

個々の商品に付ける無線ICタグと、アンテナを内蔵した商品陳列棚・ストック棚、商品入荷用端末や在庫を表示する電子ペーパーディスプレイなどを組み合わせ、店頭やストック場に在庫されている商品に付けられたタグを一括して読込みを行い、入荷から販売までに至る商品の動きをリアルタイムに把握する。

これにより販売員は在庫の有無だけではなく、在庫場所までが瞬時にわかるため、お客様を待たせない等の顧客サービス向上や販売機会損失の減少、在庫の適正化などが期待できる。

このシステムで使用する無線ICタグはNCRが提供。今回の実験では表面が再印字可能なリライト型無線ICタグを利用し、JANコードやサイズなどを印字した一体型タグとして再利用する。

紳士ワイシャツは同一商品でも首周りと裄丈の異なるサイズが多数あり、顧客の求める商品の在庫確認や商品の提供までに時間がかかることがあり、従来から課題となっていた。今回の実験を通じてシステム的な課題や運用上の問題の整理・解決を図り、2007年春には本格稼動を図る。

今回の実験では、商品供給の面でCHOYA(株)の協力を、システム開発は、オムロン(株)、(株)日立製作所、日精(株)、日興通信(株)、(株)フェニックスの各社と協力してシステム化を行っている。

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