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DHL/ポーラーエアカーゴと戦略的パートナーシップ締結

2006年11月08日/未分類

DHLは、グローバルに航空貨物輸送を展開するアトラス・エア・ワールドワイド・ホールディングス(AAWW)の完全子会社、ポーラーエアカーゴワールドワイドと戦略的パートナーシップを締結した。

このパートナーシップに基づき、DHL Expressは太平洋路線における航空輸送能力強化と、輸送時間の短縮を実現し、米国-アジア間輸送の信頼性を高め、顧客サービスを大幅に向上させる。

この20年間におよぶ商業協定によって、DHLExpressは主要なグローバル市場における輸送力を確保できるほか、AAWWの別子会社であるアトラス航空の輸送能力も活用できるようになる。

また、ポーラーにとっては長期的な収入源を確保し、信頼できる航空貨物輸送プロバイダーとしての地位を強化することができるようになるため、既存顧客に引き続き信頼性のある優れたサービス提供が可能となる。

DHLのエクスプレス部門CEO、ジョンマレンはポーラーエアカーゴとのパートナーシップ締結について「今回の重要な戦略的パートナーシップによって、同社は米国とアジア各地間の航空貨物輸送に対する急激な需要増加に応えることができる。DHL Expressはすでにアジア市場においてマーケットリーダーとしての地位を確立しているが、今回のポーラーとの提携によって、これまで以上に優れたサービスをお客様に提供するとともに、急速に伸びている米国-アジア間路線の収益性を高めることができるようになる。米国-アジア間の路線は、世界的に見て最も成長が著しく、競争の激しい商業路線の1つ。米国におけるプレゼンスを高めて輸送能力を拡大することは、DHLの好調なアジアビジネスを支える上でも欠かすことができない。ポーラーは、DHLが引き続き成長を遂げるためにも、理想的なパートナーといえる。」と述べている。

このパートナーシップを確固たるものにするために、両社はDHLが、1億5,000万米ドル(1億1,900万ユーロ)を投資して議決権付株式25%を含む、ポーラーの少数株式(49%)を取得するという趣意書に署名した。支払いは現金で行われ、取引締結時に7,500万ドルを支払い、一定の促進を条件に残りの7,500万ドルを2008年1月15日と2008年11月17日に分割で支払う。

加えて、DHLはポーラーと20年間のブロックスペース契約を締結してアジアの主要目的地への航路で貨物輸送能力を確実なものとし、取引の締結は、法的承認と正式書類の作成を経て、2006年後半ないし2007年前半に予定している。

なお、ポーラーは引き続き独立企業として運営を行い、DHLおよびそのビジネスユニットとの統合はしない。

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