DHLエクセル・サプライ・チェーンは、医薬品輸送に特化した翌日輸送サービス「ダイレクト・トゥー・ファーマシー（薬店直接輸送サービス）」を豪州で開始した。
扱うのは豪州政府が助成する処方箋ベネフィット・スキーム（PBS）関連の医薬品で、各メーカーから豪州国内都市部・地方部計約5000カ所の薬店への物流を24時間体制で請け負う。
サービス開始のため、DHLは「オラクル・オーダー・マネジメント・システム」と「オラクル・フィネンシャルズ」へ投資。ウェッブサイトをベースにした注文システムを確立した。
このサービスでは、DHLがシドニーに新設した延べ2万平米の医薬品物流用の核施設と豪州国内七カ所の配送センターを使用する。
DHLは近年、成長が見込めるヘルスケア関連の物流事業に力を入れている。豪州でのサービス開始に伴い、DHLは専門チームを作り、メーカーに代わって、薬店や病院を対象としたコールセンターでの対応、注文受付、情報管理、倉庫・配送業務などに対応することにしている。（翻訳）
