東京電力(株)と東京ガス(株)は12月21日、両社の子会社4社を通じ、LNG船を相互利用する基本契約を締結した。従来から、LNG調達での取引形態の多様化、調達コストの低減に向け、取り組みを推進していた。
今回の契約は、こうした取り組みの一環として、東京電力の子会社「エルエヌジー・マリン・トランスポート(株)」「パシフィック・エルエヌジー輸送(株)」「トランスオーシャン・エルエヌジー輸送(株)」の3社、東京ガスの子会社である「東京エルエヌジータンカー(株)が締結したもので、両社がLNG船を相互利用する際の、船主側と用船者側の責任区分、費用の支払方法といった基本条件をあらかじめ定めた。
これにより、計画外やスポットの輸送ニーズに迅速に対応することが可能となることから、LNGの効率的、安定的な調達に寄与する、としている。