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東京ガス、東京電力/サハリンからのLNGを袖ヶ浦基地に受け入れ

2009年04月01日/物流施設

東京ガスと東京電力は4月1日、サハリン・エナジー・インベストメントが開発したサハリンIIプロジェクトで生産されたLNG(液化天然ガス)を、4月6日に両社の共同基地の袖ヶ浦基地(千葉県袖ヶ浦市)に受け入れると発表した。

サハリンIIプロジェクトのLNG を受け入れるのは、買主として初めてで、プロジェクトからのLNG出荷については、三菱商事と三井物産が3月29日、2社が出資する合弁会社のサハリンエナジーがロシア連邦サハリン州プリゴロドノエ港のLNG生産・出荷設備から液化天然ガス(LNG)の出荷を開始したと発表している。今回の分に関しては全量が東京ガスと東京電力向けだった。

LNGは、東京ガスのLNG船「エネルギーフロンティア号」で輸送しており、積み込まれたLNGは約6.7万トン。両社は、そのほぼ半数をそれぞれ受け入れる。東京ガスは都市ガスとして供給し、東京電力は発電用の燃料として使用する。 LNG約6.7万トンは、都市ガスとして供給する場合は、一般家庭の年間使用量の約20万件分に相当。電気として供給する場合は、一般家庭の年間使用量の約11万軒分に相当する。

サハリンIIプロジェクトは、約5,000億?の埋蔵量を持つ。サハリン州プリゴロドノエに年間最大生産能力960万トンの天然ガス液化設備が建設されている。生産されたLNGは、日本をはじめとする極東アジア市場を中心に供給される。同プロジェクトは、ロシアとしては初のLNG供給プロジェクトであるとともに、初めての極東アジア向けの天然ガス供給となる。

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