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キユーソー流通システム/中期経営計画、売上高1550億円見込む

2007年01月16日/物流施設

(株)キユーソー流通システムは、平成19年度(平成19年11月期)から平成21年度(平成21年11月期)までの3ヶ年中期経営計画を策定した。

基本方針として、企業価値を最大化するために、その保有物流機能(ユニット)、情報システム開発力、品質管理技術を前提とした提案型営業により、顧客に最適なサービスを提供する「アセット型サードパーティロジスティクス」を推進するとして、下記内容を掲げている。

①物流サービス業者としての自覚に基づき、顧客満足度を引き上げ、食品物流業界のリーディングカンパニーとしての地位を確立する。
②従業員満足度を向上させ、従業員のモチベーションを高める。
③ローコストオペレーションを推進し、顧客・取引先・従業員と成果を分かち合う。
④環境負荷低減のために積極的な取り組みを行う。

同社グループの強みである食品物流サービス提供の総合力を生かし、市場シェアを拡大する一方、積極的な設備投資、物流技術革新および地道な合理化・改善活動をもって、物流品質の向上と高い保管効率・運送効率・荷役作業効率によるローコストオペレーションの推進し、収益力を兼ね備えた食品物流のリーディングカンパニーとして「存在感ある企業グループ」となるべく、努力し、以下5点を軸に目標達成を進めている。

①全国物流機能の強みを生かしつつ、輸入貨物対応力を強化することで総合力に磨きをかけ、共同物流事業およびキユーソースルー便を拡大していく(平成19年12月には川崎市に本格的な輸入貨物対応型の低温物流センターを設置する予定)。
②個別採算を重視しつつ、ドラッグストアなどの未開拓分野の開拓を進めることによる専用物流の受託の拡大を進める。
③運送効率・保管効率の向上及び省力化投資による業務コスト削減。物流品質向上・コスト削減効果の大きい倉庫作業支援システムを約60箇所の営業拠点へ導入するとともに、保管効率を向上させるための倉庫の改良、省力化のための自動倉庫の導入等を進める。
④物流品質の更なる向上を図る。
⑤環境負荷軽減への取り組み。低公害車の積極的な導入、求貨求車情報システムの更なる活用等を進める。

数値目標は、平成21年度計画で売上高155,000百万円(平成18年度比14.3%増)、営業利益4,100百万円(58.1%増)、経常利益4,000百万円(51.3%増)、当期純利益1,850百万円(76.0%増)、ROE(自己資本当期純利益率)6.2%、ROA(総資産経常利益率)6.3%、売上高当期純利益率1.2%を見込んでいる。

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