松下電器産業(株)ホームアプライアンスグループ(松下冷機(株)、松下食品システム(株))は、生産面においては最適地生産の観点で生産拠点の見直しを行い、グローバルで生産拠点の再編を実施し、商品力・コスト力の強化と成長戦略の加速を目指す。
また、開発面においては分散した研究開発部門の集中化を図り、様々なブラックボックス技術の融合をさらに加速させることによって、先行開発力と商品力(商品特長・コスト力・品質力)の強化を目指します。併せてヘッドクォーター機能についても経営リソースを集中化し、経営の意思決定のスピードアップを目指す。
冷蔵庫用コンプレッサー事業の新たなグローバル最適地生産体制の構築について、2010年グローバルエクセレンスに向けた顧客納期最適の観点やさらなる商品力・コスト力強化の観点で日本・中国・アジアの3極で新たなグローバル最適地生産体制の構築が求められている。
このため、国内では2008年度に国内コンプレッサー事業を草津拠点(冷機デバイスビジネスユニット草津)に移管・集約化し、新たな構想の生産ライン並びに開発施設を設置して商品力強化やモノづくり強化を目指す。
食器洗い乾燥機事業のグローバル最適地生産体制の構築として、大阪府豊中市(三国拠点)のランドリービジネスユニットで生産している食器洗い乾燥機のうち卓上型食器洗い乾燥機の生産は2008年2月頃を目途に中国浙江省杭州市のパナソニックHA杭州(輸出加工区)(有)へ移管する。
またビルトイン食器洗い乾燥機の生産とランドリービジネスユニットのスタッフ部門は2008年8月頃の目途で、滋賀県草津市(草津拠点)に移転する。
拠点の閉鎖は、神奈川県藤沢市「松下冷機藤沢拠点」が2008年3月頃、大阪府豊中市「三国拠点」 2008年8月頃、奈良県大和郡山市「奈良北拠点」2008年2月頃で、奈良南拠点は存続する。
閉鎖する拠点の従業員は移転先への異動を基本としている。