新日本石油（株）とSK（株）は1月22日、グローバル化が進展する石油産業において両社の競争力強化を図り、また、経済成長の著しいアジア地域における事業展開を通じて相互の発展を期するため、広範な分野に亘る業務提携（有効期間：10年間、自動延長条項付き）を実施するとともに資本提携を行うことについて合意した。
業務提携では、供給分野について需要減少下における最適供給体制構築を目的とし、原油および石油製品の交換・融通、出荷設備・輸送機関等の相互利用・共同利用を推進し、製油所定修時の製品・半製品の相互融通も推進する。
石油化学分野では、アジア地域における圧倒的な競争力確立を目的とし、石油化学製品の相互融通等を推進すると共に、生産設備の共同建設も視野に入れ検討を推進する。
潤滑油分野は、需要増加の著しい海外潤滑油事業の拡大に向け、安定的かつ効率的な供給体制を構築する事を目的とし、潤滑油ベースオイルの交換および融通、潤滑油ブレンド設備の相互利用・共同利用を進める。
海外事業分野においては、経済成長の著しいアジア地域で、生産設備の共同建設を含む石油・エネル
ギー分野での共同事業化を検討する。
なお、この他に、外航・精製・研究開発の各分野において、コスト削減・効率化、新たな事業機会の創出を検討する。
資本提携の内容は、新日石のSK株式購入が129万株（SKの発行済株式総数の1.0％）、SKの新日石株式購入は1,432万株（新日石の発行済株式総数の1.0％）。
