（株）商船三井は、宝山鋼鉄（本社・上海）と5隻目の大型新造船長期輸送契約を締結した。
23万トン級の新造船を名村造船所で建造し、2009年前半に竣工の予定で、同社向け鉄鉱石輸送量において年間1000万トンを超える体制を確立し、メインキャリアーとして、今後も同社との関係強化を図る。
今回の契約は、2007年4月以降22年間にわたる西豪州・上海間の鉄鉱石連続航海輸送。
新造船要目
載貨重量：228,000重量トン
全長：319.60m
全幅：54m
喫水：18.1m
今回の新造23万トン型鉄鉱石専用船による長期輸送契約の締結により、既に合意している20万トン型バルカー3隻（2007年1月、3月、5月竣工）と30万トン型鉱石船（2009年上半期竣工）と合わせて5隻の新造船を宝山鋼鉄に投入する。
ことし4月より開始するブラジル鉄鉱石輸送の数量契約（年間約50万トン）と合わせ全船竣工時には、両社が当面の目標としていた1000万トン超の輸送量を達成する。
また、宝山鋼鉄向けに投入される上記3隻の20万トン型新造ケープサイズバルカーの一隻目“BAOSTEELEXPEDITION”が、1月16日にユニバーサル造船（株）有明事業所で竣工した。
