日本製紙グループは1月25日、日本製紙物流（株）、大昭和ロジスティクス（株）、日本板紙物流（株）を統合すると発表した。日本製紙物流をグループ全体の物流を担う中核会社に位置付け、これまで事業別・地域別に進めてきた物流の一元化を図る。
統合により、大昭和ロジスティクスと日本板紙物流の企画管理部門を日本製紙物流に集約し、各ブロックの主管会社と協業することで、工場からの輸送だけでなく消費地での物流までを集中管理・合理化できる体制を整える。
具体的には、消費地倉庫の集約、関係代理店との共同物流などに取り組み、物流費削減、顧客サービスの向上を早期に実現するとしている。
2006年7月から既に、日本製紙の物流管理業務を日本製紙物流へ段階的に移管しつつあり、今後は日本大昭和板紙、日本紙通商、日本製紙クレシア、日本紙パックなどグループ会社の物流業務も集中管理を進める。
日本製紙グループでは2003年4月から、日本製紙の物流を主体に全国にある工場を4ブロックに分け、北海道ブロックは旭新運輸（株）、東北ブロックは南光運輸（株）、中部ブロックは大昭和ロジスティクス、中国ブロックは岩国海運（株）が主管物流会社となり、工場からの幹線物流コストの低減を図っていた。
