(株)コモンサプライズは、i2テクノロジーズ社製などのサプライチェーン・プランニングシステムを導入している企業向けに、即時に内部統制文書の雛形を作成できるサービスの提供を開始した。
サービス名称は「Unicus(ウニックス).NET with JSOXEX」で、サプライチェーン・プランナーのネットワーク情報を直接的に活用し、上流工程から下流工程までの”流れ”が見える文書を平均3-5クリックの操作で自動的に生成する。
数字がら列されたスプレッドシートのような資料ではなく、流れが見える画面上で生産業務フロー全体に基いた文書を作成するため、より素早い決断が可能になるという。
こうしたサービスのニーズについて、コモンサプライズの米山秀夫社長は「日本版SOX法では業務フローを明確にする必要があるが、既存のサービスでは工程ごとにデータベースに分散して書き出されたデータから情報を収集しているため、膨大な時間がかかり、法が実施されるまでに内部統制の体制確立と情報一元化が困難」と指摘。
これに対し、同社の「ウニックス.NET with JSOXEX」はサプライチェーン上で、サプライヤーから販売店までの広い領域を対象とし、一元的に、リアルタイムで内部統制できるのが特徴。
こうした機能は、i2テクノロジーズ社製などのサプライチェーン・プランニングシステムが本来の目的としているものだが、「これまではスケジューリング機能として認識されがちだった。『ウニックス.NET with JSOXEX』を活用することで、それらの計画系SCMシステムが持つ本来のポテンシャルを引き出せる」(米山氏)と説明している。
また、各拠点の在庫・流通・製造の業務が実際の需要に基いているのもなのか、予測に基いているのかといった重要なポイントについて、SCMの専門知識を持たない内部統制担当者でも流れが分かるよう、画面表示も工夫。製造業務フローを定義するデータベースの運用・構築が不要であることから、内部統制のためのマスターデータ統合費用が不要になる、としている。
詳細は下記のURL参照。
http://www.suppliz.com/ja/products_jp.sup/UnicusOfficeSOX_LANGjp
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